BB肥料工場
BB肥料工場では、高品質で経済的な製品づくりを目指し、設備、環境、製造管理を整え、日々、お客様のご要望にお応えできるように努力しております。
BB肥料とは…
BB肥料の"BB"とは、
Bulk(バルク)=粒、
Blending(ブレンディング)=配合
の頭文字からつけた名前です。
従来の化成肥料が1粒の中に、N.P.K.が混ぜ合わさってできているのに対し、BB肥料は2種類以上の粒状原料を物理的に混合したものをいいます。
BB肥料の特徴
- 経済的で環境にやさしい肥料
BB肥料の製造工程では、化成肥料のように重油や工業用水を使用することがなく、環境にやさしく低コストな製造が可能です。そのため、同じ成分を含んだ化成肥料と比較して、施肥コストが抑制できます。
- きめ細かなニーズに対応
土壌診断に基づき、地域、土壌、作物に適した肥料が作れます。また配合する原料の種類の拡大に伴って、より高品質な銘柄、作物ごとの専用一発肥料など、多様な銘柄をご提案できます。
- 安定した品質
原料として使用する肥料の粒径、硬度などの品質をチェックし、製造したBB肥料については成分分析を行い、合格したものだけを出荷しています。
- 化成と変わらぬ肥効
BB肥料の肥効を調査するために試験実証圃を設け、数年にわたって化成肥料との比較試験を行っています。BB肥料の試験区は生育良好で化成と同等であることが実証されています。
BB肥料工場
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混合の配分などの細かな管理をすべて制御室にてコントロールしておりますので、様々な種類の肥料を確実に速く大量に生産できます。
BB肥料ラインナップ
土壌分析センター
肥料工場と同じ敷地内に土壌分析センターがあります。分析センターでは県内の土壌を中心に分析を行っており地域別に分析データを整理しています。
これらの結果を解析し、N(窒素)・P(リン酸)・K(加里)の過多過少に合わせて肥料設計を行い、新たな銘柄の開発と施肥提案を行っています。分析結果を基に新たな銘柄の開発や施肥提案を行っています。
水稲基肥一発肥料の仕組み
水稲基肥一発肥料の中には、生育初期に素早く効く速効性窒素(基肥相当)と、穂肥の施用時期に合わせて肥効が現れる遅効性窒素(穂肥相当)が含まれています。これらの窒素肥料をブレンドすることで、穂肥の省略が可能な省力タイプの肥料を実現しています。
※窒素原料に被覆尿素を使用しています。樹脂によりコーティングされた被覆尿素が、時間経過に伴い徐々に溶出することで肥効の持続性を高めています(遅効性肥料の実現)。